2012年7月31日火曜日

OS X Mountain Lionへクリーンインストールでアップデート!

iMacのOSをLionから Mountain Lionへアップデート。今回は環境やデータ、アプリは従来のままだけども、OSはクリーンインストールという方法とした。TimeMachineとインターネットだけで、リカバリーディスクは作りません。
アップデート自体は多少時間がかかるもののきわめて簡単。環境やデータ、アプリを戻すにはTimeMachineを使う。

 手順は以下の通り。iMacは有線LANでインターネット接続状態でTimeMachineは外付けHDDをUSB接続。

1.Time MachineでLionのiMacを一応バックアップしておく。

2.App StoreからOS X Mountain Lionを¥1,700でダウンロードする。ADSLなのでダウンロードに時間がかかった。

3.指示のままに進めてアップデート完了。普通なら、これで終了。クリーンインストールするので続く。

4.Time Machineでバックアップをとる。この状態をあとでクリーンインストール後に戻す。

5.システム終了して、commandキー+ Rキーを同時に押し続けながらMacを起動。これでリカバリーHDで起動して、Mac OS Xユーティリティが起動する。

6.ディスクユーティリティで先ほどMountain Lionをインストールしたハードディスクを消去する。フォーマットはMacOS拡張(ジャーナリング)。これでディスクの中身は消去される。終わったら、ディスクユーティリティを終了する。

7.Mac OS Xユーティリティの中から再インストール。もう一度Mountain Lionをダウンロードなので、また時間がかかる。その後は、指示のままに進めていく。

8.コンピュータアカウントの作成で注意が一つ。これまで使っていたコンピュータアカウントと同じもので作ってしまうと、TimeMachineで戻すときに同じアカウント名だと戻せないと言われる(戻す方の名前をその時に変えれば良いのだが)。今回は、まるっきり元と同じにしたいので、コンピュータアカウントは適当なアカウントを作る。

9.再インストール完了後に、アプリケーションのユーティリティにある移行アシスタントを起動。TimeMachineから戻すよう進めていく。戻すのにも時間かかった。

10.戻って再起動したら、戻したアカウントの方の管理者でログイン。先ほど適当に作ったアカウントをシステム環境設定のユーザとグループを使って、カギをクリックしてから削除する。

11.一応再起動して完了。

12.X11のアップデートを忘れていた(QUCSが動かなくて気づいた)ので、XQuartzの最新版をダウンロードして再起動する。本当に完了。

 これで一通りのアプリもデータも元通り。
 このやり方だと2回もダウンロードしたので時間がかかったけれど、TimeMachineとネット環境とApp Storeのありがたさ。便利になったものだ。手早くするにはリカバリー用のディスクを使った方が早いと思う。

 何はともあれ、クリーンインストールしたのだが、ディスクアクセスの音がずいぶん減ったよう。気分的にもクリーンでこの夏を越えよう。

 そうそう、このMountarin Lionのディスクトップピクチャに北海道の写真家の作品の美瑛町の青い池が収録されていて、あのWWDCのMacBook Pro with Retina Displayのプレゼンでも使用されたとのこと。すばらしい&うれしい!!
Blue Pond - The WallPaper for Apple Inc. by Kent Shiraishi (KentShiraishi) on 500px.com
Blue Pond - The WallPaper for Apple Inc. by Kent Shiraishi

 このかたのブログを見に行ったら、写真に物語があって泣けます。
 この猛暑にも涼しげで最適なので、この夏はこれをディスクトップで乗り切ろう!

2012年7月1日日曜日

植物用LED照明の試作

 最近流行の植物工場もどきをやってみよう!と思い立って部品だけ集めたのだが、天気がよかったので取りかかれずに放っておいた。でも、そろそろ作らないと忘れてしまうそうなので、なんとか形にしてみた。
部品といっても今回はモジュールなので、回路的にはあまり困ることは無いのだが、形にするところが工作のメイン。

電子部品は秋月電子で調達。
定電流方式ハイパワーLEDドライバモジュール(3W1個)OSMR16-W1213
スイッチングACアダプター12V1A(入力100V~120V) NP12-1S1210
それとLEDは
放熱基板付3W赤色パワーLED OSR5XME3C1S 波長620-630nm
放熱基板付3W青色パワーLED OSB5XME3C1S 波長465-475nm
OSR5XME3C1Sをヒートシンクに張り付け。赤も同じ。

OSMR16-W1213。黒線が電源側(AC、DC共用)、白とピンクがLED側

 植物工場研究所によれば、640nmから690nmの赤色光が光合成には効果が最も高く、420nmから470nmの青色は葉の形成に必要らしい。
今回入手した赤のLEDの波長はやや短めだが、無いよりはましと思って付けることにした。

さて、とりあえずこのLEDを点灯状態にするにはどうするか。
 まず、ドライバモジュールだが、このモジュールの回路解析をした方がいるので参考にさせて頂いた。それと、モジュールにはCL6807というCHIPLINK SEMICONDUCTOR社のICが使用されている。ネットからこのICのデータシートを拾ってみて見る。
CL6807アプリケーション図
CL6807は、ざっくりいうと、抵抗RsでLEDの電流を電圧に変換して監視し、平均したときに一定電流が流れるように動作するようになっている。LXはGNDに対してON/OFFするスイッチになっているけれど、インダクタLによっていわば平均化されるようになっている。今回のLED2つを直列に接続して駆動しても12V電源からなら問題なさそう。(計算してないが...)

 ということで、このモジュールはデータシートのアプリケーション回路と同じだろう、ということにして、3WLED直列2灯にする。


 ACアダプタ → 電源モジュール → LED直列2灯

こんな構成にした。

 LEDにヒートシンクは付けて、今回は金魚の水槽用に買ったけれども今は使っていない9Wのミニライト照明器具を改造。これが一番の手間だね。面白いけど。
 LED2個はヒートシンクごと並べて付けるために、ミニライトのプラスチッック筐体とアルミ板の反射板にに穴あけ工事。LED固定はパテ。こんな感じです。

表はこんなよう。元々あった蛍光灯とそのソケットは取り外し、そこの空間に電源モジュールを押し込む。電源モジュールの電源線はアーム内に元からあったAC100の配線を流用し、秋月のACアダプタはその先にコネクタで接続した。やっつけ仕事みたいで見てくれが悪いが、効果があるようなら作り直すってことで、今回は終了。

 点灯するとこんな感じです。
植物には点滅動作の方が成長効率が高いらしい。一応、今回のモジュールはCL6807のADJ端子でON/OFFもできるらしいので、それはもう少し調べてから、また考えるつもり。