2012年3月12日月曜日

SP-AMP1改造案

 せっかくMUSES8920を購入したことでもあるし、電源も強化したので、小型スピーカアンプSP-AMP1の改造を検討した。
 まずは、パワー段とバイアス・OPAMP部の電源の分離である。これまでは、シリーズレギュレータIC TA7815、TA79015の出力にアンプ回路のすべての電源を接続していた。電源を容量の多少あるトロイダルトランスに換えたことで、レギュレータIC出力と、整流平滑出力の2系統が出せるようになった。そこで、レギュレータIC出力にバイアス・OPAMP部を接続し、パワー段を整流平滑出力に接続することにした。
 この回路の場合は、バイアス段は電源電圧の変動で動作電流が変化してしまうので一定にしておきたいこと、OPAMPとバイアス段の消費電流は信号の大小によらずほぼ一定電流(パワー段に比べればだけど)であることから、レギュレータIC出力に接続するように考えた。
 パワー段は、といっても出力トランジスタのコレクタだけだが、負荷6Ωのスピーカなので、瞬時電流は交流状態でピーク電流は1Aを超えることもある。整流平滑出力は出力電圧も高めでアンプの最大出力電圧に対して余裕はあるし、その出力インピーダンスで大電流時に多少電圧が変動しても、エミッタホロワ回路なのでコレクタ電圧の変動はスピーカへの出力には影響がほとんど出ない。ということで、整流平滑出力へ接続することにした。
 こんな感じで。
 ここまでは考えたのだけれど、SPAMP1のヒートシンクが頼りない。パワー段の出力トランジスタのコレクタ電圧が、これまでよりも高くなるので、消費電力も増加し、発熱も増えるからだ。
 半日SPAMP1ながめての結論は、今のSPAMP1はそのまま、もう一度作り直そう!
 さて、いつ出来上がることやら...

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