2012年3月26日月曜日

SONY PS2...修繕?

 かつて頂いたSONYプレーステーション2。息子が言うには最近動かないことがあるという。
 ゲームディスクを入れると、ガガガ...と異音やローディング途中でフリーズ。そんなときは叩いてなんとかしているそうだ。
 どうも症状からすると、光学ドライブのシークが引っかかるか何かでうまく行ってない感じがする。
 まじめに修理にだすと結構費用がかかるようだし、今更保証も何もないので手を入れることにした。PS2はSCH-37000、さてと解体へ。
 
筐体を開けるところは、ゴム足とメクラ蓋を外して、タッピングネジを全て外すとここまで。この黒いところが光学ドライブ。
  解体を続けて、光学ドライブを完全に外すとこうなる。
 大きな丸はスピンドル、CDが回る中心だね。左にある黒い中に黄色く見えるものが、光ピックアップモジュール。そしてその光ピックアップモジュールを支えるのが2本の棒があり、その上に平行移動を行うためのモータがある。
  平行移動はモータ軸に直結したウォームギアの溝に突起のハマった摺動子(右の写真のウォームギアにかぶさっている白いもの)によって動くようになっている。ウォームギアが回転すると、溝にそって摺動子が移動し、摺動子が付いている光ピックアップモジュールも平行移動する構造になっている。
 どうもこの摺動子の突起が削れているような?気がする。
 摺動子がウォームギアに押し付けられているのは、この摺動子自体のバネ性みたいな感じ。
 
光ピックアップモジュールを支えているもう一方がこちら側。よく見ると水色の矢印で示したネジで軸に接しているだけのよう。
 駆動モータ側の軸を支点として一方はバネ性のある摺動子がウォームギアと接して、もう一方は支柱にネジで接している構造のように思えた。
 とりあえず、そこそこ動くようになれなって光ピックアップモジュールのトラッキング調整機能でカバーできれば読み取りできるのでは!
 ということで、水色矢印のネジを少し右に回して持ち上げることで、反対側の摺動子を若干ウォームギアに押し付けるようにしてみた。

 組み上げて動かしてみると読み取りに時間がかかったり、異音がしたり、停止したりは収まった。微妙な調整だけで行ったので、いずれ駄目になるだろうが、ひとまずはこれにて終了。

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